エアバス·ヘリコプターズの次世代多用途機 H160、国土交通省航空局より型式証明を取得
エアバス·ヘリコプターズはこのほど、次世代多用途機 H160が国土交通省航空局より型式証明を取得したことを発表しました。日本での運用開始に向けた新たな幕開けを告げました。
エアバス·ヘリコプターズ·ジャパンのギヨム·ルプランス最高執行責任者兼社長は次のように述べました。「国土交通省航空局からH160の型式証明を取得でき、誠に光栄に存じます。今年初め、H160 日本初号機がフランスにて初飛行に成功しました。このたびの認証は、同機の国内就航への道を開きます。フランスと日本のエアバス·ヘリコプターズのチームが、航空局による審査において迅速に連携し、最も高い安全基準に適合していることを証明しました。COVID-19による影響や課題を乗り越えながら、同機の型式証明をご発行くださいました航空局皆さまのご信頼とご尽力に感謝いたします。H160日本初号機の納入を心待ちにしております」
エアバス·ヘリコプターズ·ジャパンは、H160日本初号機の運用開始に向けて入念な準備を進めており、神戸にて整備士の訓練を開始しました。また、H160 ヘリオニクス·トレーナー (HATS)を導入し準備を進めています。
H160はエアバス·ヘリコプターズの最新のイノベーション技術が投入された次世代多用途機です。 洋上での人員輸送、救急医療、ビジネスおよび VIP 輸送、そして公共サービスなど様々なミッションへ対応します。Blue Edgeブレードと、これまでで最も大きいフェネストロン·テールローターを備え、低音レベルを保証し最高のパフォーマンスを提供します。同機はサフラン·ヘリコプターズ·エンジン社の最新のArranoエンジンを搭載し、燃料消費量を 15%削減、排出量削減にも貢献します。